連載:情シスは魔法使いじゃない(第1回)
※多少盛った表現や勢いで書いているので内容がまとまってないことがあります。
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はじめに
情報システム部門といっても、会社によって役割はさまざま。
筆者が在籍している情報システム部門はどちらかというと総務寄りであり、パソコンのキッティング〜ファシリティに関するネットワーク構築など、多岐に渡った内容を行っている。
主には日々、社員から問い合わせを受けるユーザーサポート的な立ち位置でもあるので、色々な話が飛び込んでくる。
そこで、社会人10年位経験した筆者がイマドキの情シス事情を残しておこうと思う。
難しい!?IT用語
IT用語は英語ばかりで難しい。それは正しい。
その割には、SEO、DMP、GAなどマーケティング用語には詳しい。何故なら興味があるし、仕事で使うから。
であれば、仕事で当たり前にパソコンを使う現代のサラリーマンは何故ネットワーク用語を知らないのか。
単純に興味が無いからである。
それを否定することはしないが、調べもせずに放り投げてくる人が多く、さらに情シスのせいにする人が多い。
・落としたノートPCが壊れたのは情シスのせい
・HDDの容量圧迫が原因でOfficeが重いのは情シスのせい
・会社のネットワークが遅いのは情シスのせい
こんな理不尽がまかり通ることがある。
そんな時に常々思うのである。
「それなら問い合わせ先は情シスじゃない、各メーカーだ。情シスは魔法使いじゃない。」
「VPNってなんですか?」
ここ数ヶ月の間、社員の在宅勤務支援のために、情シスは他の社員よりも多く出勤してきた。
在宅勤務を行う上でVPNに接続させて会社と同じネットワーク環境に置かねばならないからだ。
社内SNSの流行でIP制限をかけてSaaS利用が難しくなりつつある今、ネットワーク環境における自分の立ち位置を意識する人は相当少ない。
全て同じネットワーク上に全てのシステムがあると思っている。
そんなわけないのだ、ネットワークはそんなに単純ではないのだ。ネットワーク「網」と言われる通り、網のように複雑なのだ。
そんな中、VPN接続で社内ネットワークに入ることを案内すると、ひっきりなしにノートPCを持った社員が来てこう言う。
「〇〇(業務で使用するシステム名)の設定をしてください」
もう出てくるのは「?」である。
結果として変換されている内容はおそらくこうだ(正直理解できる気がしない)
A「在宅で〇〇使うにはVPN設定が必要なんだって」
B「VPNって何?」
A「よくわからないけど〇〇使うためには必要らしいよ」
B「なるほど」
…
B「情シスさん、〇〇の設定お願いします。」
筆者「…?(そのシステムの設定依頼は受け付けてないぞ)」
という流れ。
いつの間にかVPN設定から業務システムの設定に変化しているのだ。
何度も言う、わからないことを責める気はない。
しかし、少しも調べずに丸投げしてくることが一番嫌いである。
最近は、ハナから知らない体で接するようになってきたので少しは気が楽だが、正直このレベルの会話が出来ないことがストレスになりつつある。
愚痴ばかりだけど…
まぁ、こんな事をちょいちょい書き連ねていくのがこの記事の趣旨になりそうです。
では、また次回