[観戦記]2020 AUTOBACS SUPER GT Round1 たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE

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概要

新型コロナウイルスの影響で3月の合同テストからかなりの月日が流れ、第4戦までは無観客での開催やサーキットの変更などを経て、7月に開幕が決定。
初戦は岡山国際サーキットでの開催予定でしたが、富士スピードウェイでの開催になり、予選と決勝を同日に行う変則的なスケジュールになったのも大きなポイント。

予選

前日の悪天候でテストもままならないチームの中、今シーズンからトヨタが導入するGRスープラが速さを発揮。
37号車(KeePer TOM’S GR Supra)がポールポジションを獲得。続いてホンダのNSX、日産のGT-Rは思ったほどのスピードが出てない印象。
23号車(MOTUL AUTECH GT-R)はQ2に進むことが出来なかったのが残念。

前半

決勝前にはほぼドライコンディションの中、待ちに待った決勝レースがスタート!
エキゾーストノートが心を揺さぶる中、1周目から12号車(CALSONIC IMPUL GT-R)の後部が大破損。
おそらく64号車(Modulo NSX-GT)との接触が原因となった模様。
その後、セーフティカーが入り6周目でレースを再開。
再開後も37号車は安定した走りを見せ、2位につけていた8号車(ARTA NSX-GT)を突き放し、トップを独走。
8号車はその後100号車(RAYBRIG NSX-GT)、36号車(au TOM’S GR Supra)、38号車(ZENT GR Supra)に抜かれていく。

中盤

順調にリードを広げた37号車だったが、レース中盤で23号車とGT300車両が接触し、GT300車両がコースの真ん中にストップするトラブルが発生。コースから回収するためにここでセーフティカーが導入される。
このセーフティカーの導入で、37号車が築いたリードは消えてしまうことになる。

後半

レースリスタート後は37号車と36号車のTOM‘S勢がワンツー状態をキープ。さらにここからトヨタ勢の勢いが止まらない。
3番手には昨年の覇者でもある14号車(WAKO’S 4CR GR Supra)、4番手に38号車、5番手には39号車(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)とトップ5にGR Supraが占める展開に。

全体

終わってみれば、ポールトゥウィンで37号車が初参戦のGR Supraで初戦を制する形になった。
ホンダ勢は100号車が6位、日産勢は3号車(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が7位という結果になった。
応援している23号車は途中の接触の影響もあって11位でフィニッシュでポイント獲得できず。
次戦は8月8〜9日でコースは同じ富士スピードウェイ。
初戦のGR Supra勢の速さにどう立ち向かっていくのかを注目していきたい。