[観戦記]2020 AUTOBACS SUPER GT Round.3 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE

予選

GT500のPPはNo.64 Modulo NSX-GTが獲得。このクルマだけ異様な速さを見た気がする。
2番手スタートになったNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが過去2戦のスピードとは段違いの速さを見せたのだが、それを以てしてもNo.64が速かった。
3番手はNo.38 ZENT GR Supra。
GT300のPPはNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT。続いてNo.55 ARTA NSX-GT3、No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rと続く。

決勝

GT500はスタートラップでNo.23のロニー・クインタレッリ選手が猛プッシュ。どうやら早い段階で仕掛けることが作戦だった模様。しかし、No.64の速さもあってオーバーテイクできず。
そんな勝負の後ろでスタートを切ったGT300で接触によるコースアウト車両が発生したため、すぐにSCが導入。
5周ほどでSCが離れるも、リスタート!というところでNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの左リアタイヤが外れるというトラブルが…。今レースは波乱の予感。
トップのNo.64のペースが上がらない中、No.38、No.23、No.14 WAKO’S 4CR GR Supra、No.100 RAYBRIG NSX-GTと5台によるトップ争いに発展。
そんな中、GT300に詰まったNo.64はNo.23にオーバーテイクされると、さらにNo.38など計6台に抜かれて7位まで後退。
レース中盤にNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのボンネットが外れてバックストレートの真ん中に鎮座するという不思議なトラブルで2度目のセーフティーカーが導入。
リスタート後、各車がピットに入っていく中、No.38がギアボックスのトラブルでリタイヤするなど、さまざまなトラブルも垣間見れるレース展開となる。

ついにNISMOが優勝!

ピット後をトップで復帰したNo.23がそのまま守り切り、第3戦にて初優勝!
GT300もNo.11 GAINER TANAX GT-Rが優勝し、GT-Rのダブル優勝となった。
これによって、第1戦はGR Supra、第2戦はNSX-GT、そして第3戦はGT-Rと各メーカーがそれぞれ1勝する形になり、今後の展開がさらに白熱したものなるだろう。
特にGT-Rの速さが戻ってきたのが大きい。エンジン交換が結果的に勝利に結びついたため、他のGT500に参戦するGT-Rにも供給されることになるかもしれない。