IPoE対応ルーターで悪戦苦闘した話
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はじめに
去年のステイホームが始まる前からの話だったのですが、ゴールデンタイムでのインターネット通信が極端に遅くなることが多くなりました。
自宅のインターネット回線はIPv6には対応していたので、PCや対応機器は大きな問題は無かったのですが、一番影響を受けたのがPS4でした。
PS4はIPv4のみ対応だったので、PPPoE通信となるIPv4はゴールデンタイムで下りが約8Mbps程度となって、ブロードバンドとは?というくらい遅くなってしまい、FFXIVの24人レイドに行ったらカクつく頻度が多いなど、ゲームプレイに支障が出るレベルでした。
そこで、プロバイダなどのページを確認していたところ、IPv4をIPv6と同じ通信経路を使う技術があるとのことで、さっそく導入してみることにしました。
導入してみたものの…
もともとバッファロー製のルーターを愛用していたのと、NTTコミュニケーションズのIPoE対応ルーターにもリスト化されていたことから、バッファローのWSR-1800AX4を購入してみました。
導入はいたって簡単でした。ただ、当時は何故か接続方法を間違えていました。
HGW PR-500KI(ONU) ==== HGW PR-500KI(ルーター端子) ==== WSR-1800AX4(RTモード) ==== 各機器
これ、二重ルーターだったんですよねぇ。 なにやってんのよ。
とはいえ、この時は機能通りIPv4がIPoE通信に切り替わったため、PS4が夜間でも100Mbps以上のスピードが出ました。
FFXIVも問題なく動作していたため、これで一件落着か、と思いましたがそうではありませんでした。
NATタイプが「3」から変わらない
前述の通り、二重ルーター状態に気づかずに使用していたため、PS4ではNATタイプが「3」と表示されていました。
それでもFFXIVは問題なく出来ていたのですが、グランツーリスモSPORTなどではオンラインロビーで遊ぶ際に注意書きが出てくるし、PS4のインターネット診断しても毎回ネットワーク制限がかかるかもしれない、って表示されるとどうしても消したくなる性分です。
なので、二重ルーター解決含めて、NATタイプを「2」にする方法を探し始めました。
試行錯誤は続くが、解決できない
まず、二重ルーターを解決するために、HGWのONU機能のみを利用することにしました。
HGWの説明書を引っ張り出し、
HGW PR-500KI(ONU) ==== WSR-1800AX4(RTモード) ==== 各機器
という形を構築。二重ルーターを解決したので、これで直るかと思ったら何故か直らない。
PS4のNATタイプが「3」のままだし、スマホの一部ゲームがネットワークエラーでまともプレイできなくなるなど、どっちかというと悪化してる…。
その後、様々なwebサイトを見まくって、
・IPアドレス固定してのポート解放
・UPnPの設定変更
・DMZの設定変更
など様々な手段を行っては失敗し、二重ルーター状態に戻すという日々を何回か繰り返し、まぁ遊べるからいいか、みたいな感じで放置していたのですが、今年のGWで時間が出来て、なんとか解決したいと一念発起しました。
結局、解決できたのは…
結果、あっという間に解決しました。
解決した方法は、ルーターを買い替えただけです。
なんだよ、それ。と思ったのですが、実際に解決できたのだから驚きです。
買ったのはAtermのWG1200HP4です。
OCNバーチャルコネクト対応でなるべく安いものが条件でした。
結果としてできたネットワーク
HGW PR-500KI(ONU) ==== WG-1200HP4(RTモード) ==== 各機器
特に設定をいじることなく、
・IPv4のIPoE通信は問題なし
・PS4のNATタイプは「2」
・その他、起きていた一部アプリのネットワークエラーも起きず
ということで、解決しました。
原因?
これはあくまでも個人的な試行錯誤の結果などですが、考える限りはバッファローのルーターの仕様じゃないかと思います。
もちろん、PS4などを使わない場合は、当初買ったルーターでも何も問題ないです。Wi-Fi6にも対応してますし。
ただ、使う環境によって適したルーターが違うということで、購入の際はいろいろ検討が必要ですね。
ここまでインターネットが普及してれば、基本的なことは何もしなくてもキレイにつながってほしいんですけどね。
まだ導入して日が浅いので、これで何もトラブルが起きなければいいなぁ。