スーパーフォーミュラ2021 Rd.4 SUGO 決勝

予報通り、決勝はドライコンディション

予選の雨は上がり、路面もドライコンディションでのレースとなりました。
昼前のスーパーフォーミュラライツでは雨がパラついたようですが、その後回復したようですね。

序盤で主導権を握ったのは…

PPスタートの関口選手はとても良いスタート。
2番手スタートの牧野選手は失敗してしまい順位を下げてしまいました。
そこで上がってきたのは3番手スタートの阪口選手と5番グリッドの福住選手。2番手争いが激化しました。2人のバトルは3周目の1コーナーで決着。
共にオーバースピード気味で突っ込んでいった2台。阪口選手はインを取りましたがオーバーステアのような挙動で姿勢を乱し、福住選手と接触。
阪口選手は福住選手に救われた形になりましたが、2番手を福住選手に譲ることになりました。
ここが今回のレースのターニングポイントでしたね。

ポイントリーダーの意地

ここまでポイントリーダーの野尻選手は、中盤以降怒涛の走りを見せていました。
OTSも上手く使い、ペースやタイヤマネジメントも非常に良い状態をキープしていたと思います。今年の野尻選手はこういうところが強みだなぁ、と改めて思いました。
有効ポイント制とはいえ、毎戦ポイントを取るのは大事なことですし、ポイントの取り方も重要だと思います。
今年の野尻選手は速いし強い、そんな印象です。

歓喜の初優勝

レースは中盤のピットストップで福住選手が関口選手の前に出て、その後もペースを保ちながらトップを快走。それを超早めのピットイン戦略ながらピットトラブルでピンチを負った大湯選手が2番手を走り、それを関口選手が追う展開。
ピットインが早かった影響でタイヤ的には関口選手の方が有利かと思われましたが、大湯選手が逃げ切りました。
福住選手はそのまま後続を振り切ってトップチェッカーを受けました!
フル参戦3年目にして初優勝!特に前々回の鈴鹿ではトップを快走しながらタイヤトラブルで無念のリタイヤからのスーパーGTもイエローフラッグ無視でドライブルスルーペナルティになるなど、不運が続いていました。
それらを払しょくする今回の優勝は、福住選手にとっても重要な1戦となったことだと思います。
注目すべきは6位の野尻選手。じりじりと上がってきました。しっかりポイントを稼いで平川選手を突き放そうとしていますね。
今回で折り返しを迎えたスーパーフォーミュラですが、あと3戦。
野尻選手がこのままトップを守り続けるのか、別の選手がそれを止めに入ることができるのか、今後も目が離せません。(エキゾースト聴いていると眠くなるタイプ)