2021 AUTOBACS SUPER GT Round.7 MOTEGI GT 300km RACE
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いよいよシーズンも佳境に
2020年に引き続き、最終戦前の1戦はツインリンクもてぎが舞台となりました。
2019年までは最終戦でノーウェイト、更にレース距離も250kmになるガチンコバトルとなっていますが、今年も最終戦は富士スピードウェイのため、勝手が少し異なります。
ハーフウェイトで迎える各チームは、最終戦を見据えて是が非にでも前でレースを終えたいと思っている事でしょう。逆に、トップチームは逃げ切って優勝を決めてしまうチャンスがありますので、こちらも気合十分といったところでしょうか。
予選
GT300の予選ではQ2に2台がコースレコードを更新するタイムを出しました。
PPを獲得した18号車と2位の61号車です!
って…、あれ?
61号車って75kgのサクセスウェイトを積んでたよね?それなのにコースレコードタイムを叩き出してます。
2021年の新型BRZ、速すぎですね。
GT500は19号車がPPを獲得。これにより両クラスでヨコハマタイヤがPPを獲得することになりましたね。
今シーズン2度目のPP獲得ということで、決勝でどこまでタイヤが保つのか、それに合わせた戦略が噛み合うのかが楽しみです。
個人的にトヨタのドライバーの中では宮田莉朋選手を応援しているので、23号車を応援しつつも気になるドライバーです。ちなみに、ホンダのドライバーの中では大湯都史樹選手に注目してます。
大本命はもちろん、23号車の松田選手、ロニー選手ですけど!
決勝
GT500
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[table “sgt-rd7-gt300” not found /]衝撃の結末からの最終戦も目が離せない
なんといってもGT500のファイナルラップが見所でしたね。
まるで2020年の最終戦を彷彿とさせるバトルでした。その時は、37号車の平川選手を100号車の山本選手が追う展開。ホンダは追っかけるのが得意なのかな?
今回は8号車の野尻選手が12号車の平峰選手とのバトル。
12号車が1秒以内のリードを逃げ続け、追い抜きが難しいもてぎで粘りの走りをしていましたが、後ろから追ってくる8号車をブロックするために燃料を使いすぎてしまったか、ファイナルラップの2コーナーを立ち上がったあたりで急に失速。バトルはあっけなく終わりをつげ、8号車がトップに立ちました。
その後も、クルマを揺らして燃料を入れるべく努力していましたが、元の加速力を得るまでにはいかず、更には最後のホームストレートで3位の19号車にパスされてしまいました。しかし、表彰台は守り切りました。
8号車は2戦連続優勝でドライバーランキング実質2位に浮上しました。(現在2位の牧野選手は1位の山本選手と同チームのため)
3位には17号車となっているので、上位3チームがホンダという争いになりそうです。最終戦はGRスープラが有利になりそうな雰囲気ではありますが、上位3台は富士でも勝てるポテンシャルはあるので、チャンピオンの行方はホンダ内の争いになりそうですね。
今回の結果により、GT500は6チーム、GT300もおそらく6チームの争いになりそうです。
GT300は61号車を前年チャンピオンの56号車と55号車が追う展開に。56号車も2連覇がかかっているので、最終戦もアツいバトルになりそうです。
最終戦の富士スピードウェイはあと3週間後。
今シーズンのチャンピオンはどのチームなのか、本当に目が離せません!!