2022年のSUPER GT

各チームのラインナップ

TOYOTA GAZOO Racing

No.車両名ドライバータイヤ
14ENEOS X PRIME GR Supra大嶋 和也/山下 健太BS
19WedsSport ADVAN GR Supra国本 雄資/阪口 晴南YH
36au TOM’S GR Supra坪井 翔/ジュリアーノ・アレジBS
37KeePer TOM'S GR Supraサッシャ・フェネストラズ/宮田 莉朋BS
38ZENT CERUMO GR Supra立川 祐路/石浦 宏明BS
39DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口 雄飛/中山 雄一BS

HONDA

No.車両名ドライバータイヤ
8ARTA NSX-GT野尻 智紀/福住 仁嶺BS
16Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT笹原 右京/大湯 都史樹DL
17Astemo NSX-GT塚越 広大/松下 信治BS
64Modulo NSX-GT伊沢 拓也/大津 弘樹DL
100STANLEY NSX-GT山本 尚貴/牧野 任祐BS

NISSAN

No.車両名ドライバータイヤ
3TBD(NDDP RACING)千代 勝正/高星 明誠MI
12カルソニック IMPUL Z平峰 一貴/ベルトラン・バゲットBS
23MOTUL AUTECH Z松田 次生/ロニー・クインタレッリMI
24リアライズコーポレーション ADVAN Z佐々木 大樹/平手 晃平YH

トピックス

【TGR】メーカー内での移籍が多数

平川選手がWEC参戦となりSUPER GTのレギュラードライバーからは外れることになりました。(SFは継続参戦)
37号車には19号車の宮田選手が移籍して強豪TOM’Sからの参戦となります。

2021年のチャンピオンチームのドライバーだった関口選手が39号車への移籍を発表。坪井選手とのコンビは継続かと思われましたが、ヘイキ・コバライネン選手が抜けた39号車に入り、優勝に向けたカンフル剤となるのか注目ですね。

36号車には2021年シーズンはGT300に参戦していたジュリアーノ・アレジ選手がステップアップ。
SFでも速さを見せていて伸びしろのある選手がGT500でどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

19号車には阪口選手がGT500でフル参戦。昨年はサッシャ選手の代理として37号車での活躍を見せてくれていましたが、順当にステップアップしてきましたね。
代理参戦していた37号車での参戦はかなわなかったかもしれませんが、19号車は坂東監督や国本選手がしっかりとサポートしてくれると思いますし、ドライバーとしての速さは折り紙付きだと思うので優勝にも期待です。

【HONDA】衝撃的な移籍。松下選手が17号車へ

2021年シーズンは日産への移籍で驚かされ、第5戦SUGOでは優勝に輝いた松下選手ですが、1年で早くもホンダへ戻る形となりました。
ベルトラン・バゲット選手が抜けた17号車への移籍が決まったという事で、HONDA陣営の選手層は変わらず厚いというところでしょうか。

BS勢の8号車、17号車、100号車は昨年最後までチャンピオン争いを繰り広げていたチームなので、王座奪還を狙っているでしょう。

特に100号車は1年を通して強さを発揮していたものの、最終戦では不運な形でチャンピオンを逃してしまいました。
牧野選手の途中参戦もあり、ランキング上では二人揃ってのチャンピオンとならなかったこともあり、2022年は二人で王座を取り戻しにいくことになります。

気になるのはDL勢の2台。ドライバーも速い、マシンも速い、ただ決勝のロングランではどうしても勝てないレースが続いています。
GT300でチャンピオンを獲った61号車はDLなので、GT500でもレースに強いタイヤを用意できれば優勝できるチャンスは広がっていくと思います。

【NISSAN】Z(フェアレディZ)を導入してチャンピオン奪還を目指す

2008年からGT-Rで参戦を続けていたNISSANは満を持してZをスーパーGTに投入します。
NISSANがGT-Rを続けている間、トヨタはレクサスに代わって3世代(SC430,RC F,LC500)、HONDAも2世代(HSV-010,NSX CONCEPT-GT)の車種変更を行ってきましたが、GT-Rはマイナーチェンジを繰り返してGT-Rを使い続けました。
それもこれもNISSANからスポーツカーとしては、GT-RとZ34型フェアレディZしかなかったこともありますね。

今回のZは実質Z34型のマイナーチェンジモデルとなり、FIA-GT3にはGT-Rを使い続ける可能性が高いので、ZのGT3化が実現するかは今のところはわかりません。

NISSANチームのドライバーズチャンピオン争いは、NISMOが2015年を最後に獲得して以来は厳しい戦いが続いていますが、Zでのチャンピオン獲得を目指して頑張ってほしいです。