[2022 SGT Rd.3 鈴鹿]復活のV
Table of Contents
まずは結果から
GT300
Pos | No | Machine | Driver |
---|---|---|---|
1 | 7 | Studie BMW M4 | 荒 聖治/近藤 翼 |
2 | 5 | マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 | 冨林 勇佑/平木 玲次 |
3 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 藤波 清斗/J.P.デ・オリベイラ |
GT500
Pos | No | Machine | Driver |
---|---|---|---|
1 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL Z | 千代 勝正/高星 明誠 |
2 | 17 | Astemo NSX-GT | 塚越 広大/松下 信治 |
3 | 37 | KeePer TOM'S GR Supra | サッシャ・フェネストラズ/宮田 莉朋 |
両クラスとも初優勝
2020年からの鈴鹿ラウンドでは23号車のGT-Rが3連勝と抜群の相性を見せているNISMOチームですが、今季からはニューマシンであるZでもその速さを見せてくれるのかが大きな注目ポイントだったと思います。
そして、公式練習ではそれを裏付けるように23号車がトップタイムを刻みました。
しかし、予選ではQ1で23号車が敗退するという波乱の中で、第2戦で大クラッシュとなった3号車が上位に食い込みます。
予選PPは19号車。予選での速さは折り紙付きになってきましたが、やはりレースペースが課題に。2位はTOM’Sの37号車。若い二人が実力を発揮していますね。
迎えた決勝で力を見せたのは3号車でした。オープニングラップで37号車と19号車をパスすると、シェイクダウンのクルマとは思えない安定感でラップを刻んでいきます。
PPの19号車はタイヤの温まりの影響か徐々に順位を落としていきますが、上位をキープしていきます。
後方からの展開となった23号車。今回はレース全体を通して「流れ」が来ていなかったですね。
GT300マシンとの接触があったり、FCY導入時のブレーキタイミングの違いで追い抜きが起きてしまったり。
WECなどでも同様なので難しいポイントではありますが、クラス違いで速度差が大きい場合はFCYのタイミングって相当気を使いますね。
23号車は12位フィニッシュと4連覇に加えポイントも獲得できない悔しいレースになりました。
ただ、NISMOチームとしては3号車が優勝したことで4連覇を達成。それこそWECみたいですね!
千代選手も高星選手も初優勝ということで、前戦からも相まって嬉しい勝利でした。
新型Zの初優勝をCRAFTSPORTS Zが達成。千代&高星も揃ってGT500初優勝【第3戦決勝レポート】[autosport web]
Studie BMW M4がGT初優勝。2度のSCの波乱でウエイト66kgのリアライズ GT-Rが3位【第3戦GT300決勝レポート】[autosport web]
前回のクラッシュについて
GTAからも説明がある程度はなされましたし、ドライバーズミーティングなどでも共有されているかと思いますので、今後は起きないことを願います。
ただ、ドライバーは皆さん一生懸命走っている中でのアクシデントです。
いろんな要素が複合的に絡まって起きるアクシデントは避けられないこともあるかと思います。
アクシデントが起きないのがベストではありますが、何か起こるかもしれないという構えで安全対策などを行ってほしいと思います。
スーパーGT第2戦富士で起きたアクシデントについて、GTA服部尚貴レースディレクターが状況を説明[autosport web]
GTA、スーパーGT第2戦富士のアクシデント後の流れを説明。再発防止策をドライバーらと共有[autosport web]