[SF 2023]Rd.6 FUJI 決勝

天気は曇り。雨は無さそうですが、おそらく想定よりも気温も路面温度も低く、タイヤの使い方が勝負の分かれ目になりそう。
シーズンも後半戦になり、どこが抜け出すのか。

リアム・ローソンがレース直前に食べていたのは羊羹に見えたのですが…。なんだったのかな。

41周のレースがスタート。
山本が3番手にアップ、宮田が2周目に佐藤をオーバーテイクし4番手に。さらに関口が接触でタイヤがパンクして万事休す。
佐藤は3周目で宮田をオーバーテイク、OTSの使い方の違いですかね。
山下が思いのほか順位を落としてますね。スタートの混乱に巻き込まれたか。

8周目で佐藤が山本をオーバーテイクして3番手に。勢いがありますね。

20番手スタートの平川はグングンと順位を上げ、9周目には10番手とポイント圏内に。さすがWECドライバー。

ピットウィンドウオープンと同時に佐藤、宮田、太田がピットイン。
アンダーカット狙いですね。

次の週でローソンがピットイン。ローソンのピットに合わせて牧野がピットへ。
ピットは順調にいきましたが、アウトラップでローソンが速かった。アンダーカット成功でローソンがトップになります。

ピットタイミングを伸ばしていく組では山本がトップ。ピットイン組ではローソンがトップという状態。
ピット組でトップに立ったローソンはファステストを記録するなど順調に周回を重ねていきます。

25周目に山本がピットインし、野尻の後ろで復帰。もうちょっと上位を狙いたかったところですが、伸ばした中でほかのマシンにトラブル等が発生せず。

26周目で宮田が佐藤にだいぶ近づいてきました。オーバーカットを狙う平川もペースが徐々に落ちてきた、と思ったらタイムを戻してくるなど

31周目に平川がピットイン。野尻と山本のバトルの背後に平川が合流するというサバイバル。
さらには宮田と佐藤のバトルも激化し、ダンロップコーナーでオーバーテイク!3番手に上がりました。

32周目についに山本が野尻をオーバーテイク。意地のぶつかり合いでしたが、ともに接触しないようにするのが本当にすごいですね。

ローソンと牧野は3秒差ですが、そこから宮田までは10秒程度差があるのは厳しいか。

阪口はアンセーフリリースについてはレース後審議となりました。
今回から参戦の笹原もレースではちょっと元気が無い位置を走ってましたね。まだ初戦ではあるものの、宮田の順位を考えると、今後は上位でチームポイントを重ねていきたいところ。

平川は山本をパスして6番手。しかも太田と佐藤は目の前です。
タイヤもフレッシュなので追いつくのは簡単そう。それゆえに予選で20番手というのが足を引っ張りました。
課題は明確とは思いますが、なかなかどうしてうまくいきませんね。

40周目に太田をパスした平川。凄いペースですし、ストラテジーがハマってますね。
ファイナルラップの最終コーナーで佐藤をパスし4番手。20番手スタートから凄い追い上げでした。

優勝はローソン。牧野を抜いてからは安定したペースでの走行を重ねて貫禄の勝利ですね。牧野はPPから2番手フィニッシュ。ちょっと惜しかったですね。でも見事に表彰台獲得です。

3番手は宮田。トップがローソンですので、本当はもっと近づきたかったと思いますが、及第点といったところでしょうか。表彰台には上がって熱いチャンピオン争いになりそうです。