[F1 2023]Rd.12 ハンガリーGP 決勝

21年の最終戦以来のポールポジションからスタートするハミルトン。
開幕11連勝、昨シーズンからを含めれば12連勝を狙うフェルスタッペン。
ドライバー同士の熱いバトルは展開されるのか!?

スタートはフェルスタッペンが制しました。
角田は12番手、リカルドは18番手。ガスリーがコースオフして最後尾。
マクラーレンのピアストリは2番手になりました。
ハミルトンは4番手に後退。
周はアンチストールが動いたのか16番手に下がりました。

アルピーヌのオコンとガスリーはスタート早々にリタイヤ。

DRSが使えるようになりましたが、アロンソ以降はトレイン状態。アロンソが先頭だけにペレスはだいぶ苦労してます。

9周目にアルボンがピットイン。だいぶ早いタイミングでミディアムからハードへ。アンダーカット狙い?

ストロール、角田、ボッタスがピットイン。
角田が7秒3かかった。何やってるのよ。

各車早いピット戦略への切り替え。3回ピットもありえる?

ピアストリは安定感ある走りで2番手を快走してます。ノリスも2秒ほど離してるのはすごい。

ただ、もっと凄いのはフェルスタッペン。ペースを崩さずピアストリをどんどん突き放していきます。

リカルドはミディアムでしっかりスティントをこなしてます。
ルクレールのピットでもミスが!9.4秒もかかった…。

22周目にノリスがファステスト。マクラーレン本当に復活してる。

24周目にフェルスタッペンがピットイン。トップのまま復帰。ヤバいわ。
ペレスはハードを25周目に捨ててピットイン。ミディアムに履き替えて7番手で復帰。

角田のペースも悪くないけど、どうにも上を狙えるペースになり切れない。

30周目にペレスがファステスト。
フェルスタッペンは完全にペースをコントロール。ノリスには7秒の差。

ラッセルは角田をオーバーテイクしますが、角田は無闇な抵抗はせずにタイヤを温存させてます。

角田も後ろから追われるとタイヤ交換もあり得ますが、後ろのヒュルケンベルグとは1.6秒の差を維持しているので維持しているので、どこまで伸ばせるかな。

うーん、リカルドはハードを早めに捨ててミディアムにしましたが、フェルスタッペンに周回遅れにされるなど、レースペースとしては厳しいのかな。

38周目には角田とヒュルケンベルグの差は2.9秒まで広がりました。

角田はピットインを引っ張ってますが、他の選手が先にピットに入ったドライバーのタイムが良いのでアンダーカットされそう。ピット作業もそうだけど戦略としても難しい状況が進みます。

43周目にピアストリ、ペレスがピットイン。ペレスは1.9秒とシーズン最速になりそうなスピードのピットイン。

角田のピットを伸ばすのは他車のトラブルによるVSCやSC導入時のピットロスを減らす作戦かもしれませんが、どんどん抜かれてしまうとなぁ。
なんて思ってたら46周目にピットイン。ミディアムに変えて追い抜きを狙うほかありません。

ピアストリとペレスのバトルはペレスが勝ちましたが、ピアストリの方が大人の対応って感じですね。

勢力図的には、レッドブル→マクラーレン→メルセデス→フェラーリ→アストンマーチンということで、これだけでポイント圏内が埋まってしまいます。

フェルスタッペンは2回目のピットを終えましたが、ノリスとの差を12秒ほど確保した状態で戻ってきました。
完全にレースを支配してますね。

ボッタスとアルボンのバトルが展開されてますが、ここに角田がいたかもしれないなと思うとなぁ。

フェルスタッペンが1:20.504で驚速のファステストを記録。

ポールスタートのハミルトンは、着実にスティントをこなしてピアストリをオーバーテイク。

ノリスの無線は解説の中野さん曰く、あまり良くないと。
ラップダウンなので早く追い抜きたい気持ちもありますよね。どれだけ青旗区間があったかわかりませんが、あまりにも角田が極端に粘っていなかったとするならば、少し紳士的では無かったかもしれません。

リカルドはかなり早めにハードを捨てましたが、かなり長いミディアムでのスティントも、コンスタントにタイムを刻んでます。これはさすがのドライビング。

ノリスとペレスのバトルも熱いですが、サインツとラッセルのバトルも始まりましたが、ラッセルがオーバーテイク。

後方のヒュルケンベルグ、サージェント、角田の三つ巴が残り3周で繰り広げられます。
しかし、サージェントがシケインで単独スピン。
ヒュルケンベルグまでかなり近づきましたが、オーバーテイクに至るまでいきませんでした。

優勝はフェルスタッペン。シーズン開幕11連勝、昨シーズン最終戦含めると12連勝達成です。
圧倒的な強さですね。

ノリスが2番手。序盤はピアストリに先行を許しましたが、終わってみればしっかりと差を見せつけましたね。

3番手はペレス。9番手スタートから盤石のストラテジーで久々の表彰台獲得です。

ポールスタートのハミルトンは4番手に。
ちょっとスタート以降、ハミルトンの強さとしては見ることが出来なかったかなぁ。とはいえ、ペレスまでもう一息でした。

スタートで2番手まで上げたピアストリは5番手。
新人としては驚きな成績ですが、本人は2番手で終えたかったと思います。
27ポイントも獲得してるのは素晴らしいですね。

ラッセルは18番手から6番手に。
6番手フィニッシュのルクレールは2回目のピットイン時にピットレーンのスピード違反で5秒ペナルティを受けてしまい、ラッセルに抜かれる形になりました。
8番手はサインツ。2回目のピットタイミングを含めてフェラーリはチーム内の空気をキレイにした方がいいかなぁ、と思います。

リカルドは13番手と予選と同順位でフィニッシュ。タイヤよく保たせたなぁ、と。タイム落とさずに走ってるのを見てるとマシンポテンシャル次第ではかなり安定した戦力になりそうです。

角田は15番手。やはり1回目のピットストップの長さが悔やまれます。
途中ペースが苦しい時もありましたが、リカルドの前には行けそうだったので、次戦は修正して頑張って欲しいです。
もちろんチームも頑張ってると思いますが、角田を気持ちよく走らせられるようにしてほしいですね。

次戦はベルギーGPです。スパ・フランコルシャンは1周が長くストレートも多いので、またまたアルファタウリは厳しいかもしれませんが、気分よく夏休みを迎えられるようなレース展開を期待しています。